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by tacca884
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2008年 11月 19日 ( 1 )

3分以内に話はまとめなさい ポケット版―できる人と思われるために/高井伸夫

五年くらい前にヒットした本のポケット版が出たので買って読んでみました。いや、この書かれている事は今になって良くわかります。五年前の若造な私では実際の仕事の中でこの重要性はわからなかっただろう。

なんせこの忙しい世の中、会議会議で自分より一階層上の人を捕まえて相談するのも難しい。ましてや二階層、三階層上となるとかなり前から調整しないと話することも出来ない。席に居ても忙しそうなら話にくい。そう思う人も多いだろう。(まあ気にせずガンガン行く人もいるだろうけど)その時に、ある大事な決定をしてもらうのに三分でも時間をもらって承認してもらえればこれは凄いことである。長々と会議や打ち合わせをやって結局決まらない事も多い。話し方一つで長い会議をやらなくても良くなるのだ。時間当たりのコストの高い人を長い時間拘束するのは会社にも良くないし、そういう人はもっとやるべき事がある。いかに濃縮された話を出来るかが勝負どころなのである。

ダラダラと話すのは核心をつかない不要な前座の部分を頭から話しているからである。決定権のある人は結論とそれを導き出した核の理由さえわかれば良い。そこで疑問があれば質疑応答となるわけだ。

ただ、短く話す事をこの本は推奨しているわけではない。その話す中でどういう工夫をすれば聞き手が聞きやすく、気持ちよく聞いてくれるかの手法も紹介している。気持ちよく聞いてもらえれば話はスムーズに行く。つまり結果的に話す時間は短くなるのだ。

会話の中では全てが自分の思うがままに行くはずは無い。そのときにいかに柔軟に対処できるかは大事なところだ。話す文章を丸暗記するのではなく、頭の中で映像化しておく。そうすればその映像を元に臨機応変に話をする事が出来る。これは柔軟性だけではなく、話にストーリー性や臨場感ももたらすだろう。その場その場で出てくる言葉は作り物ではなくなるから、聞く側もどんどん聞きたくなるだろう。

話を聞く側はネガティブで何も生まない話はしたくない。都合の悪い事や報告したくない事象であっても、建設的で前向きな話をすること。常に生産的な話をしよう。その姿勢が相手に伝われば、その時よりも悪くなる事はないだろう。

会話はキャッチボールであるから、お互いに感情が通じ合う状態(ラポール)を作り上げることが大事。かといってキャッチボールは長くやっていると疲れてしまう。軽く汗を流すくらいで終わってニコニコと最後に握手するのが一番関係としてうまく行く。

私は、三分以内の話で相手を納得させて相手も自分もハッピーになるためにどう話を組み立てるかは、とてもエキサイティングなスポーツのようなものだと思う。話の組み立てを考えるのは戦略だし、実践でどう結果が出るかはその戦略を元に臨機応変に対応することで変わってくる。話をする事を楽しまないと、その話を聞く側にもスムーズに入っていかないだろう。

3分以内に話はまとめなさい ポケット版―できる人と思われるために
3分以内に話はまとめなさい ポケット版―できる人と思われるために

【More:本文記載のためのメモ】
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by tacca884 | 2008-11-19 00:45 |