「ウェブ進化論」の「玉石混淆(ぎょくせきこんこう:Wheat and Chaff)」的に、"石"とするか"玉"とするかはアナタ次第です。Appleネタと本で生きてます(笑)。雑記は別ブログあり。


by tacca884
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[雑記] アップルの素

実は60年代のBraun製品が、Appleの成功のカギを握っていたらしい!?/ギズモード・ジャパン

パクリというなかれ(笑)。インスパイアとか、リスペクト(年上に使う言葉ではない)とか。アップルのデザイナー、ジョナサン・アイブが影響を受けたであろう、ディーター・ラムスのデザインは逸品。あの洗練されたiMacやiPodのデザインの元ともいえるでしょう。いやー、格好良い。

確かにBraunのデザインも好きなんだよね。主張しすぎてなく格好良くて、それでいて実用的。まさしくアップルのデザインに共通してます。ラムスのグッドデザインの10原則はしびれますねー。特にiPhoneショックを読んだ後だけに、ボディにしみます(笑)。

今のアップルにあるマイナスのデザインとかそういうところは、アップルの思想がラムスにマッチしたのか、アップルがラムスを起点にしているのかは分かりませんが。
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by tacca884 | 2008-01-31 21:09 | メモ
右手に「論語」左手に「韓非子」―現代をバランスよく生き抜くための方法/守屋洋

孔子の「論語」というのは国語のお勉強では聞いた事があったが、国語、特に古典・漢文という古くさいものが嫌いでまともに読んだ事はなかった。「韓非子」なんてのも全然知らなかったし。僕が変なだけなのか?「韓非子」は習った記憶がない。それくらい縁がないもの。

でも、この本。わかりやすく、やんわりと書いてあり、あまりかまえて読む必要はない。それに、こんな昔の人が、今の仕事やビジネスでの人としてのあり方というもののベースを説いていたなんて驚き。これを読んでしまうと、ビジネス本や啓発本に書いてある事の根本ってここに繋がるんだろうなあと思ってしまう。

「論語」は性善説であり、孔子は人を動かすものは「仁」であると説く。「韓非子」は性悪説であり、人を動かすものは「利益」であると説く。なるほど、どっちもあるなと。特に日本という国の古き良きは性善説に基づき、海外の基本的に人を疑ってかかるところは性悪説に基づいているらしい。

この本では元の文に対して筆者である守屋洋による分かりやすい解釈がある。それにどのくらいのバイアスがかかっているかはわからないけど、原文を見るよりは当然理解がしやすい。原文を読む気力がないなら是非見てみると良いかと思う。(そして僕も原文はパワーがないので読まないだろう・笑)


ともかく、100%性善説だと相当神に近くないとやっていけないだろうし、100%性悪説だと心が廃れてしまいそうだ。この本のサブタイトルにもあるように、それをバランスよくミックスして、それぞれの魅力を引き出して使い分けるのが生き残る方法のようである。

【お気に入りはこちら】
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by tacca884 | 2008-01-30 22:26 |
TEENAGER/フジファブリック

いやあ、久々に出してくれました、フジファブリック。待たせただけに楽しみにしてましたが、予想以上に出来がいいです!正直言うと今までの2つのアルバムより断然好き!

タイトルの「TEENAGER」になぞられるように、滑走感のある若さ溢れる楽曲が多く、聞いているとその青々とした感覚が伝わってきて切なく気持ちがよい。
本当なんだろう?この独特なジャパニーズなロック感は。日本という国の特性を活かした音にしっとり身に染み込んできます。「記念写真」「B.O.I.P」の流れから切なく「若者のすべて」へ。そして「Chocolate Panic」「Strawberry Shortcakes」「Surfer King」と止まる事を知らない。後半も「パッションフルーツ」「東京炎上」と続き、最後の「TEENAGER」でしっかり締めてくれます。曲順も良い感じ。

多分、その日本らしさの音っていうのは季節感をうまく取り込んだものなのではないかなと思う。そういえば季節を現すシングルをリリースしていたし、そういう日本的なものを意識して作っているんじゃないかなと思います。

APOGEEといい、日本のロック、いい感じです!!
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by tacca884 | 2008-01-30 01:54 | 音楽
iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり/林信行

アップルがどういう戦略を持ち、どういうこだわりの元、iPhoneを世に送り出したかがさらっとわかる本。アップル大好きッ子の僕にとっては面白くってどんどん読んでいってしまうんだけど、そうでも無い人や、iPodは持ってる(もしくは欲しい)けど、アップルはよく知らんという人にはちょっとピンと来ないかも。


コンピュータとそのソフトにおいて、いつも革新的なアイディアと洗練されたデザインを世に送り続けていたアップルが、わざわざ社名を変えて(元々、アップルコンピュータだったが、「コンピュータだけの会社ではない」ということからアップルに改名)取り組んだのがiPhone。勿論、iPhoneにも今までのアップルの魂がしっかり組み入れられている。

グランドデザインとして、iPod、iPhoneの世界観を世に示し、iPodエコノミーという生態系を作り回りを巻き込んでいく。自動車のオーディオへのiPod接続は最近だと普通にあるようだし、エルメスやグッチのケース、バング&オルフセンのアクセサリーなど、iPodのデザイン性や機能性から他の市場にも価値を与えている。パソコンをデジタルハブとしてあらゆるものを繋ごうとしているアップルは、機器だけではなくそのような世界観までハブとなって繋いでいるようだ。

そして、マイナスのデザイン。どうしてもいろんなボタンや機能をつけてしまいがちだが、アップルの場合、本当に最低限なところまでそぎ落とし、そこで、では何が必要なのか?を再考し、本当に必要なものだけをプラスする。また、機能をシンプルにするということは使い勝手もよく普及しやすい。日本の携帯電話にありがちな何に使うか分からない機能はほとんどない。

また、コンピュータをやっている会社の強みとしては、ソフトウェアで対応できるもはその後のアップデートで追加もできるわけだ。一度市場に出してみて、ユーザの声を拾い上げ、効果的に機能アップしている。こんな機能追加を容易にできるのは、ソフトウェアの構造もシンプルにプリミティブにしているのではないかと思う。

あとはサプライズ。僕は毎度スティーブ・ジョブズの基調講演は興奮して見ている。エンターテイメントなのだ。冷静に考えると普通だったりたいした事じゃないかもしれない。でも、彼がアップル製品の魅力を最大限に演出しているのは間違いない。綿密で計画的。しっかりユーザの心をつかむのだ。

そして、日本の携帯電話メーカーとキャリア。世界的に見ても、規模は5%である。日本独特の文化なのか閉塞感を感じる市場であり、常に中途半端な機能とサービスを提供しているように思える。ことなかれ主義による余計な機能追加や妥協の産物。それでも海外からは出来としては評価が高いらしい。日本メーカーの底力は見せられるのではないだろうか。

この本を見ると、同じように物作りに関わるものとして、唸らされるところは多い。そして、日本の携帯電話メーカー&キャリアの機種の姑息でムダな機能・サービスを見ると、あきらめ感も多い。日本で留まるならそれでもいいかもしれないが、グローバリゼーションの波が来ている今そのままでいられるはずは無く、世界的に考えると携帯電話メーカーの危機であろう。

アップルはコンピュータの会社として瀕死までなった会社である。そこからここまで昇ってきたのだから、携帯電話メーカーも危機感を感じ、死ぬ気で乗り切るときは来たのではないだろうか?
2008年アジア投入が約束されているが、現時点でiPhoneはまだ上陸していない。
まだ、間に合う。


【余談】
この本の中でソニーのこと(もしくはそうであろうと思わせるもの)が書いてあるので、注目して見てみると面白い。過去のソニー(ウォークマン)と今のソニー(メモリースティック)を読み取れるところがある。
ジョブズはソニーのファンであるが、MacBook Airの薄さを示すのにソニーのノートブックと比較していた。恐らくだが、嫌いなわけではなく好きであるからこそ頑張ってほしいというエールなのではないだろうか。
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by tacca884 | 2008-01-27 19:18 |

[CD] APOGEE「Touch in Light」

Touch in Light/APOGEE

APOGEEのセカンドアルバムが出ました。
うぬぬ、なんとも素晴らしいではないですか!バラエティに飛んでいるし、なんか夢を見せられているようなテイストです。前作のFantasticよりも音の強さを感じます。

二曲目の「ESCAPE」からの「アヒル」「Spacy Blues」の流れは盛り上がるなあ!
後半は比較的ミドルな感じで徐々に夢の終わりの近づくまどろんだ気持ちを演出してくれて、最後の直前の鹿歌「Just a Seeker's Song」でまた気持ち良くさせてくれる。


ライブをまだ見たことがないけど、どういう感じなのだろうか?PVのような魔法空間なのか?それとも音で勝負するロックな感じか?

とにかく、今後も見逃せないAPOGEEです。
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by tacca884 | 2008-01-23 23:03 | 音楽
DELL 世界最速経営の秘密/Steven Holzner

DELLと聞くと、安売り受注生産PCというイメージが大きい。しかし、その表面的なイメージだけで判断できない、骨太で徹底された一本筋の通った方針の元、経営されている会社である。

先ず、在庫ゼロ。在庫がなければ無いほど、その在庫の保管コストは減っていく。また、技術的な革新によるメモリなどの部品の主流の変化、値段の急落に対しても対応ができる。在庫をゼロに近づけるということはリスクも伴うが、それにより顧客の動向を肌に感じる事も出来る。

そして、常に適応、常に実践。決してPCだけを売っている会社ではない。あらゆる市場に目を光らせ、自分達が飛び込んで勝ち筋があると判断すればその市場に参入する。市場が流動的で定まらない時期から、標準化が進み、コモディティ化しないくらいに、将来性のある市場に、値段やユーザのメリットを考え、一気にその市場を取りにいく。標準化されれば値段は下がり、供給も安定になる。そうすればスピーディに安く顧客に提供できる。顧客のことを常に考えつつ、リスクを出来るだけ減らすという非常に洗練された戦略である。

反面、スピーディに安く商品を提供する上では、サプライヤーからの強い要求は反感を買う可能性はあるが、その反感がありつつも、サプライヤーはDELLと組む事でその洗練された戦略に振れ、かつ共に成長し、利益を得ていくことができるわけである。

PCだけでなくとも成功しているのは、本質で根本的な筋道を持ち、ブレずに確実に進んでいけることができるからそこ、売るものが変わろうがノウハウが活きてくるのであろう。

こういうことは分かっていても、なかなか実践に繋げ、それを続けていく事は難しい。一本筋の部分は決して変わらないが、その肉となるものは柔軟に変化し、何をすべきかを正しい目で見ている。ありがちなモチベーションの強さではない、地道な継続という力。それがDELLの力でもあるのではないだろうか。


やり方は全然違うにしても、徹底された考えで、そして革新的な手法で、ユーザや同業者、そしてジャーナリスト、マスコミまで驚かせて巻き込んでしまうところとしてAppleと似ているところもあるのかなと思う。DELL Computer からDELLへ、Apple ComputerからAppleへ、それぞれ社名変更している。

ある時代の革新的技術であるPCはコモディティ化し、PCだけではやっていける時代ではない。逆に言えば家電も何もかも、処理能力はPC並みである。そのような変化多き時代、生き残る上でのキーワードは、「常に適応、常に実践」ではないかと思う。

筋道だけは押さえよう。それさえ押さえて正しくあれば、どう変わろうが自分のままで正しい方向に進んでいくのだ。
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by tacca884 | 2008-01-22 01:03 |
「ひきこもり国家」日本 〜なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか/高城剛

高城剛の筆頭の肩書きはいつもよくわからない。ハイパーメディアクリエータ・・・。まあそれだけじゃなく国家プロジェクトのプロデュースもされている。僕は彼の作品をあまり意識して見た事が無いが、車にMac miniを搭載していたところで、ちょっとクレイジーさを感じたが、逆にそこが好きなところではある(同じマックな人としては・笑)。最近じゃ、エリカ様との関係か・・・。まあ、いいけど。

・・・

これは彼なりのグローバリゼーションに対する、日本へ警鐘を鳴らす本である。まあ、どこまで本気で日本を助けようかと思っているのかわからないが、日本という国家よりも、日本人という人としての部分を助けたいというところが多いのではないかなと。つまりは、国家に所属した日本人ではなく、日本という国に所属したことで世界が見えなくなっている可能性のある人に対してという感じだろうか。

様々な最近のIT本にはあるのだが、情報のフラット化による地域や土地という問題を越えて情報が行き通う世の中になり、情報をうまく使いこなせるもの、能力があるものであれば土地や国家、人種などの壁を突破して世界で活躍できる世界になってきている。

先ほど救いたいところが国家としてより個人の人間に対するものが多いと書いたが、勿論、人か、国家かという規模の単位の違いだけであり、根本に持つ問題や解決方法は同じなところも多々ある。国家という意味での日本をこの時世で活かすには、国家としても情報をうまく使い、国家の魅力を出すべきである。発信は世界へ広がり、広がった情報を引っ掛けてたどり着いたローカルな部分(文化や歴史、その国の地域/土地的利点)を見た時、そのローカルが世界レベルで価値があるかどうか?というのが国家という特色を活かせる部分となる。

また、面白い事に情報というものは検索で引っかかるとか、そういうもので価値が全て決まるわけではなく、情報には義理人情や感情という要素も含まれているということ。単に資産価値がいくらあるとか、階級がどうだとか、それだけでは判断されない情報があり、それで判断され、価値を得るか得ないかが決まる事もある。事例でいえば、好立地にも関わらず格安なマンションの貸し出し条件が「いい人」というものがあったそうで、これはお金や階級ではなく、いい人であるという基準を決めにくい条件が全てを決めている。こうなると情報先ずありきであり、いかに情報をうまく使えるか、この本でいう情報資本を持つかということになる。

今後ますます相手にするのは国内や日本人だけでは無く、地球レベルになる。地球レベルの問題と言えば、環境問題である。グローバリゼーションでは、この環境問題でいかに活躍していくかも、国家としては大事なところである。それが今試されるときであるが果たして日本は活かしきれているのだろうか?国家よりも企業の方が明らかに活かしきれているように感じるところは多い。

日本という国、土地にこだわる必要も無い。新しい地図のもと、自分を活かすため日本を捨てても問題は無い。むしろ、こだわる事で変わらない、変われないのが危ない問題であり、常に変化し続ける世界にいかに適応していくかになる。そのためにも必要なものは情報資本であり、情報をうまく使いこなせるか、である。そのためにも、自分がどうだから、どういう人間だからと決めつけるのではなく、関心を世界に持つこと。仕事がデザイナーであることや設計者であるから、世界経済を知らなくてもよい、という事ではない。世界経済は顕著に世界の状況を示している。世界を知る事は自分を知る事でもある。


このグローバリゼーション・情報化社会でサバイバルするには、本気にならなければならない。本気で変えようと個人レベルで考えていくしか無い。世界がライバル、まさしくフラットな世界であり、ある意味人間にとって、過去の土地に縛られた時期よりもフェアーな状況にある。フラット化を危険視し、縛り付けるようなネガティブな対策よりも、自分が変わることでその波に乗って活躍するポジティブな対策をすることが、情報化というリヴァイアサンに飲み込まれず、手名付けることになるのではないか。

・・・

本の全体として、妙に説教っぽいところがあって、高城剛らしくないと勝手に思っていたけど、案外気持ちが熱い人だなと意外な面が見られたのも面白くはあった。で、こういう話をエリカ様としたりしてるんだろうか?(してて欲しいなあ〜、笑)
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by tacca884 | 2008-01-20 12:04 |

[IT] There's something in the air

毎年Appleが新しいイノベーション商品を発表するMacworld。今年もやってくれました。

Time Capsule
AirPort Extremeベースステーションwith HDD。LeopardのTime Machine 機能と連携して簡単バックアップ。勿論、Tigerやその他Windows OSでも共有HDDとして使用可能。500GBと1TBで、それぞれ299ドルと499ドル。

■iPod touch関連
新規に5つのアプリケーション追加。メール、天気Widget、株価Widget、メモ帳、Google Map。しかし無料ではない(20ドル)。

■iPhone関連
Google Mapとの位置情報連携。WebClip(iPhoneのホームにウェブサイトのブックマーク配置)、iTunesの字幕サポート、iPod歌詞表示サポートなど。

■iTunes ビデオレンタル
映画データのレンタル配信。新作3.99ドル、通常2.99ドル。DVD発売から一ヶ月後に配信。iPodなどへの転送可能。ダウンロードして一ヶ月以内に試聴。再生してから24時間後に自動的に削除される。参加する映画会社はTouchstone、 MGM, Miramax、 Lions Gate、Fox、Warner Brothers、Walt Disney、 Paramount、 Universal、 ソニー そのほか。開始は2月でラインナップは1000本から。

■新Apple TV
Macとの連携不要でiTunesに接続可能。

MacBook Air
出た!今回の目玉。厚さ4〜19.4mm。現時点で世界最薄。13.3インチディスプレイ、1.6 or 1.8GHz Intel Core 2 Duo、2GBメモリ標準。80GBのHDD or 64GB SSD。無線LAN(IEEE802.11n)、BlueTooth、マルチタッチトラックパッド。バッテリーは5時間。ディスクドライブは無しだがオプションで外付けあり。別のPCからドライブは共有化可能。1799ドル。

1stインプレッションはこちら
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by tacca884 | 2008-01-16 22:27 | IT

[CD] ロジャニコ&SCOF

Full Circle/ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ

若い頃、いわゆる渋谷系という音楽にはまっていた。ピチカートファイブやらフリッパーズギターやら。その時の僕は、彼らが聴いてきた音楽を、彼らのフィルタを通して感じ、喜んでいた。勿論、そのセンスは抜群で、否定する気は一つもない。
そしてある程度音楽を聴いていると、その原点を見たくなる。でもそれはキリが無いと思っていた。

そして、あえて避けていたロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ。いや、絶対聴いたら好きになっちゃうことわかっていたから。目の前の現代の音楽も処理しきれてない自分を言い訳に聴いて来なかった。


もっと、早く聴くべきだった。
このFull Circleは、彼らの40年ぶりの新作(2nd)とのこと。新作?本当に?何か懐かしいのに、新しい。聴いていて心が熱くなる。1〜2曲目まで聴いた時点でもうコレは買うしか無いと、試聴機の前で圧倒されてしまい、さらに1stも一緒に買ってしまった。
僕がどうこう言うことは、もはや意味が無いのだが、「Talk It Over In The Morning」「The Drifter」が素晴らしい。そして、「The Winner's Theme」が歌は無いけど個人的には好き。

そして1stを聴くと、あー、これはピチカートファイブだ、これは初期のコーネリアスだと。いや、それがどうこうってわけではない。彼らがロジャニコを自分たちのアンテナに引っかけ、消化し、自分なりの答えを出していることは凄いのだから。

あんなに凄いアーティストの原点になっているロジャニコが、素晴らしくないわけがない。
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by tacca884 | 2008-01-14 01:27 | 音楽
それでも脳はたくらむ/茂木健一郎

「欲望する脳」を読んでから、茂木さんにハマりつつある僕。面白いなあ、この人。確かに自分の中でなんとなく不思議だなと思っていることが、脳がどう動いているのかというところから明解に説明してくれる。

この本で一番言いたいことというのは、脳というのは外部からの刺激を受ける事と、外部から刺激を受けず空白状態になる事をいかにバランス良くこなせるのか?というところのようだ。最近の世の中、何かと情報が整理されつくされ、ググれば何でも分かってしまい、自分の脳で考えたり、判断したり、疑って真実を調べたりなんていうことが減ってしまいつつある。

脳というのは、自然や他人、芸術、音楽、異文化などとてもエキサイティングな刺激をノイジーに受ける事で、それを糧にして成長していくものである。ただ、受け続けてばかりいると整理整頓タイミングが無くなってしまうので、空白な状態も作る。実は空白な状態でも脳というのは、その空白を埋めようとして、動き続ける。これこそ、今まで外部から受けた情報を整理し、自分なりのアウトプットを出す。空白を空けることで、内なる刺激が発生するのだ。

また、憶えた事をトリビア的に知っているクイズ王のようにいろんな分野をマルチに知識を詰め込むことが賢いのではない。ただ知っているだけでは生き延びれない。知識は必要な場面もあるが、知っている事以外の事象に対してはそのままでは何もできない。知識は材料であり、それを作品に作り上げる工程が必要である。知識をベースに、予測できない振れ幅の大きい人生を乗り切るには、いかに柔軟に適切な対応ができるかがポイントである。そのような柔軟な脳が、その脳の持ち主である人間に成功をもたらすのである。

人間というものは人生の中でいろんな事を刺激を受け、考える。ときにはネガティブなこともあるだろう。ただ、ネガティブにいるだけでは、せっかく生きているのにもったいない。いかにネガティブな感情をエネルギーにして、世界を肯定する意思へと変換していくのか?脳には、そのような浄化装置が備わっている。

振り子は片方の振れを大きくすれば、もう一方へ振れる大きさも大きくなる。ネガティブとポジティブの関係もそうだろう。ネガティブになってもそのポテンシャルをそのままポジティブに変えてみれば、いろんな問題も乗り越えていくだろう。

あと、面白いのが、子どもの遊びについて。昔は、子どもは遊ぶ時に、自分たちでルールを作って遊んでいた。それがいわゆる大人になって子どもの頃の事を話をすると盛り上がる「地方ルール」とかであり、同じ遊びがあっても子どもはそれぞれでルールを考える。最近の子どもはテレビゲームが遊びの中心となってしまい、自分たちでルールを作る事が無くなってしまった。ルールを作るということは、遊びを消費者としてではなく生産者として遊ぶことである。ルールを自分で作ることも遊びの大事な一部である。

最後に、「松本人志の錬金術」というところで、松本人志の笑いのベースは怒りで、怒りを笑いに変換しているとの話がある。これもネガティブをポジティブに変換している一つなのではと思う。怒りをそのまま出してしまうことは、自分の恥部をさらけだしてしまうことだ。誰も良い思いをしない。笑いがあるほうが良いに決まっている。
(こ、これは、ちょっと自分の仕事の中でも考え直さないと、と思ってしまった)

本当、脳は凄いことばかりたくらんでいる。うまくそのたくらみに乗っかれば、きっと道は開かれる。
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by tacca884 | 2008-01-12 21:59 |