13歳からのシンプルな生き方哲学/船井幸雄
150ページにも満たないちょっと軽く読める本ではあり、気軽に読める漢字だが書かれている内容はとても深い。いろんなビジネス本で語られているようなことがさらりと書かれており、とてもわかりやすい。さすが13歳に読ませるための作りになってます。
カルマ、鏡の法則はちょっと気をつけないとなと。たまに僕自身人を批判したり悪口的なことをつい言ってしまうことがあって、そういうのはやっぱり返ってくるんだよね。日々、いい面悪い面を人から学ぼうっていう姿勢が大事なんだから、自分に対して嫌なことをしてくる人が居ても、それで自分が色々学ばせてもらっていると思えるくらいの広さが欲しいですね。
ギブアンドギブは、以前から実践していることの一つ。見返りを求めない本質の行動。仕事もそう。積極的に相手がハッピーになるように仕事をすればいずれ自分もハッピーになってくる。自分がハッピーになりたいなんて期待なんてせず、一心に相手を尊重する。これ、ある意味思いやりや配慮という言葉にも置き換えられるんだけど、これをちゃんとやっておくと本当仕事が素晴らしく早く確実に回る。思いやりを持って即時対応、後始末をしっかりすることが大事であることは本の中で語られている。
途中で宇宙的な話になってきてしまうんだけど(笑)、でも言っていることはとても合っている。巨大な流れからすれば全ては公平。地球、宇宙規模で考えればたいしたことがないことが大半である。自分が地球や宇宙のレベルで話が出来るように、自分のやるべきことや自分の活かせるところを見つけて行動していくだけである。
自分が本物になるには、本物と付き合うこと。本物とは、つきあうものを害さない、つきあうものをよくする、高品質で安全・安心できる、単純で万能、経済的であるもの。本物を見ること、そしてまねてみることで良い面を見つけて行き、本物に近づいて行く。そしていつかは自分が本物として他の人に見てもらえるようになるべきなのだ。
どんなことも、自分にとって必要だから起きる。これは勝間さんの「
起きていることはすべて正しい」にも通じるところだ。これを知れれば人は前向きになれる。自分に起きることには無駄が無いと考えれば良い。直感の行動も実は正しかったりする。
などなど、どこかのビジネス本で聞いた内容がダイジェストという感じで載ってます。というか、自分が13歳でこの本を読んで感心したかというと多分してないだろうな(笑)。これって今のいい歳になって社会人になって改めて書かれている内容にジンとくるような感じです。どうしても日々自分を持って生きていたってどうしてもずれてくる軸というものがあって、それを補正する意味では簡単に読めていい本だと思う。間違っても何かのプレゼントで13歳に買って与えるものではないです。
そう思っている僕が今の13歳を知らなさすぎるのかな?もしそうなら、いま多く居る13歳より大きな大人たちは、この本に書かれていることの半分も多分出来てないって僕は思いますけどね。
あ、あと本の表紙が大好きな本秀康のカワイイイラストなので、かなり良しです。(笑)
13歳からのシンプルな生き方哲学
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